皆さんはパーカッションの楽譜を見たことがあるでしょうか?

あるわけないじゃん(笑)

そこはボケなさいよ!(笑)
まぁ、基本的に吹奏楽かオーケストラをやっている人でない限り見ることはないですよね(´;ω;`)
実はパーカッションの楽譜はかなり大変なんです!
これは、分かる人には分かる気持ちです(笑)
パーカッションの楽譜のここが大変!
大半の楽譜はパーカッションの持ち替えが想定されていない
これは、オーケストラというより吹奏楽で多いのですが、まず一人で出来るような譜面で書かれていません(;’∀‘)
毎回思うんですけど、なんで複数人で見る想定で書くんでしょうかね?
管楽器は一人の奏者に対して楽器を一つもしくは二つ使うだけなので、一つの楽譜を一人が見れば演奏できるように書かれています。
でもなぜか、パーカッションだけ一つの楽譜に色んな楽器がところどころに書かれていてその楽譜を演奏しようとすれば手が足りなくなることがほとんどなのです。
しかも、だいたい一曲に対して二つか三つくらいに打楽器の楽譜が分かれていて、それぞれに同じ楽器が書かれていたりするので、楽器が足りなくなったり、演奏しようと思っても近くに楽器がなくて演奏できないというような事故も起こることがあります。

パーカッション1,2,3でタンバリン使うとか(笑)
楽器の置き場所困る~(´;ω;`)

パズルゲームみたいだね(笑)
なので、毎回新しい曲が来たらまず全部の楽譜を見て一人で演奏出来ない所がないかをチェックし、もし出来ないところがあったら、そのタイミングが休みで暇な人が代わりに演奏するというような作戦会議を毎回行います。

人が多ければそんなに悩むことはないんだけどね・・・

それこそ、一人一つの楽器を担当すればいいもんね。
ちなみに私は一つの曲で一人十役くらいしたことがあります(笑)
ドラムの楽譜が見づらい
これは見づらいというか、たまにこの音符はハイハットなのか?それともライドシンバルなのか?と分からなくなるような書き方をする楽譜がたまにあります。
大抵の場合はどこかに楽器の名前が書いてあるので、ある程度の予測が立てられるのですが、まれに同じ位置で書かれているけど明らかにこれは違う楽器だろ!
っていうような書き方をする楽譜があるので、その時は基本的に音源を聞いて修正することが多いです。
楽譜を見ても何をしてほしいのかわからない
打楽器について、しっかり勉強した人に起きる現象です。
代表的な例でいうとコンガという楽器が必ずと言っていいほどこの現象が起きます。
でっかい樽みたいな形をした楽器をコンガというのですが、このコンガのちゃんとした叩き方を知っている人はほとんどいません。
正直な話、パーカッションをやっている人でも知らない人がいるんじゃないかっていうくらい知られていません。
そしてさらにぶっちゃけると、作曲者は全員すべての打楽器の使い方を知っているわけでもありません。
そのため、奏法をちゃんと知っている人から見ると

これはどう叩いてほしいんだろう・・・
と疑問に思ってしまうような楽譜を見ることがあります。
楽譜が現代的な時もある
ピアノやコーラス、クラリネットなどの楽譜は五線譜という形の楽譜に書かれることが一般的です。
小学生の頃にやったピアニカや、リコーダーもそうですよね。
でも、パーカッションは違います。
三本だったり一本だったりします(;’∀‘)
正直、五線譜より見やすいので助かりますが、見た目がだいぶすっきりするため見落としが発生することが多くてひやひやします・・・
それに一小節が五線譜で次の一小節になった瞬間一本線というような書き方をする楽譜も多いため、本当に数え間違いとの戦いをします。
楽譜の書き方が割といい加減(笑)
ジャズやポップス系の吹奏楽に多いのですが、アドリブって書いてあって斜線しかない譜面の場合もあります(笑)
音符が書かれていても、全体と同じリズムを叩く必要がある時くらいですね。
酷いとそれすらないこともあります(笑)
まぁ、慣れてくると楽譜にはない楽器を使ったりするのでポップス系の吹奏楽とかは楽譜がなくてもどうにでもなってしまいます( ̄▽ ̄)
もし機会があれば見てみてください!